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朝日新聞 息苦しい「魔女狩り」西村欣也
この記事に「喝」だ!

★まずは昨日の西村氏の記事を・・・
朝日新聞 夕刊 平成22年2月19日(金) @バンクーバー
息苦しい「魔女狩り」西村欣也
国母和宏のバンクーバー五輪が終わった。ハーフパイプ予選2組の2位で決勝に進出した。決勝では8位。8位に終わったのではなく、8位入賞だ。17歳でのトリノ五輪予選敗退から4年。悔しさ9割にしても、1割の充実感は、その表情から確実に感じ取れた。
それにしても、開幕前の騒動は何だったのだろう。
成田出国時の「腰パン」、ズボンからのシャツ出しに対し、日本オリンピック委員会(JOC)などに抗議が寄せられたことから、狂想曲は幕を開けた。JOCはあわてて入村式への参加を取りやめさせ、その直後の記者会見で国母の「ちっ、うるせいな」。「反省してま~す」発言が出た。
さらに批判がエスカレートした。全日本スキー連盟からは競技参加の辞退までが申し入れられた。橋本聖子団長の判断で開会式への出席は禁止されたものの、競技への参加は許された。
騒ぎ過ぎではなかったか。まるで「魔女狩り」だった。まず、服装問題。日本選手団公式服装着用規定に「日本選手団に認定された者は、自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」とある。確かに、国母はドレスコードに違反したかもしれない、しかし、それ以上でも以下でもない。
記者会見の発言は非難を浴びても仕方ないだろう。「あれは僕のファッションです。でも、多くの人が不快に感じたとしたら謝らなければいけません」と話せば騒動は沈静化したかもしれない。
今大会、フランス勢は全員が先の跳ね上がったひげを口の上に描いて競技に臨んだ。優勝したショーン・ホワイト(米)の髪はウエーブがかかり、肩よりも長い。これがそれぞれの国で問題になるだろうか。
数年前、大橋巨泉さんと対談をしていて、民主主義の根幹に話になった。「『君の言うことには百%反対だ。でも、君の発言の自由は命をかけて守ろうと思う』。これが民主主義じゃないですか」
国母のファッションや言動に、僕も確かに違和感を感じる。でも、それに対して寛容でありたいと思う。価値観の押しつけは息苦しさしか生みださない。




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